日々考えたり

プログラミング学習記録、読んだ本の感想など

資本主義って

今頃話題本の「お金2.0」を読ませていただいています。

 

年当初、今年は上がる!という声が多数だった株価も、最近は正直今一つかなあ。

それなのに資産運用やビットコインなどお金にまつわる話がすごく盛んになっている気がします。私のような経済に疎かった人間にも聞こえてくるくらい。

この「お金2.0」を読んでいて、もしくは一部のトレンドに敏感な方々のツイートを見ていて、少しわかった気がします。

 

これまでの資本主義で主軸だったものから、はみ出す部分が大きくなりすぎているのだと。

 

これまで価値があるとされてきたものは、

<重来の価値があるもの>

・資源

・製品/サービス

・労働力

 

だけどもGoogleFaceBookなどの台頭で大きく価値を持ったものが
<これから価値があるもの>

・情報/データ

 

今まで限られた場所でしか有益ではなかった「情報やデータ」が、インターネットの普及によって恐ろしいほどの価値を持つことになったということ。

 

 

 

例えばものを買うとき、

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 ではなくて、

 

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 という構造になってきています。しかもこの新しく出てきた、「情報/データ」は、人がアナログに動かす「実店舗」よりも超シンプルでスピーディーです。

さらに、「 情報/データ」がすすめるおすすめ商品などは、地域で手に入りやすい野菜や雑貨、などではなく、全国(または全世界)のユーザーの購買状況に基づきはじき出された、今本当にみんなが欲しがっているもの、です。

たまたま近くの店舗に入荷した洋服と、有名人がつい先日購入し評価がよかったと噂の、トレンドな洋服(しかもオンラインだとお得に購入できる)で、多くの消費者が本当に欲しいのはどちらか、ということです。

こうなると、もう「 情報/データ」が市場の権限を握ってくるのは必然ですね。

しかも今、図の線で描いてあるところ(お金の流れなんですが)、ほぼオンラインで済ませられるところも多いですよね。

 

けれどもこの新しい価値、「情報/データ」というのは、従来の会社などはほとんど持っていない資産です。(持っていてもアナログな手法で集めた、狭い範囲の限定的な情報。)

 

要するに、市場が

莫大な「情報/データ」

に支配される世の中になりつつあります。

 

こう考えると、世界の勢力構図が変わる、すごい変化を今日目の当たりにしていますね。

 

単純な図を描くと子細まで気になってきますが、またそれは別の機会に掘っていきたいと思います。

こういう図を描くのに適したフリーソフトないですかね~

 

 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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  • 作者:佐藤 航陽
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: 単行本